関西ウォーカー自遊人 Trial

一日で散る はかない夏つばき

水無月、沙羅の花。
時代とともに変豹してゆく有馬温泉にあって「念仏寺」域一帯は
古くからのセントエリア(聖域)のたたずまいをほとんど保っています。

水無月に、純白清浄な花が 樹齢二百五十年といわれる比類ない大樹に
無数に咲かせ、開花に合わせたように苔の緑が盛り上がるように敷き詰められ、
その苔の上に、点々と落花がちりばめられた風情は・・・
まことに 寂光土の たたづまいです。

黙座していると・・・ 落花が 雀石や蛤石を “ぴしっ” と打つ音がします。

沙羅の花は一日で散る所から、無常を感じる花と言われますが

    その姿は・・・勇気りんりんと、世の中へ 打って出るような・・・
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1年に一度、開催されるという 風流な催し、沙羅の花と一弦琴の鑑賞会。
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昨年撮影、fuji Finepicks (コンタクトとりました。今日現在、蕾4~5コと)
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by trial05 | 2005-06-13 12:52 | snap